市民がキムチつける都市を(まち)日本一!?
各務原市では1999年から毎年キムチ漬け講習会を数多く開催しています。秋になり美味しい白菜が収穫できるころになると、講習会の参加者たちが各家庭でオリジナルのキムチを漬けます。
おそらく・・・日本の都市の中で、家庭でキムチが最も漬けられているまちは「各務原」であ~る!
なぜキムチで都市(まち)おこし?
『このキムチを各務原の特産にしよう!』その取り組みは韓国春川(チュンチョン)市との姉妹都市交流がきっかけです。2004年に姉妹都市提携の1周年記念事業として春川市が舞台となった「冬のソナタ」イベントを開催しました。イベント会場でヨン様グッズと肩を並べるほど爆発的に売れたのが、「手作りキムチ」でした。
市民の間などで、「美味しい野菜を各務原キムチにして売り出していこう!」と機運が高まり、翌年「各務原キムチによる都市おこし」プロジェクトがスタートしました。
各務原キムチの誕生
こうして、2005年1月に「キムチ日本一の都市研究会」を立ち上げました。研究会では、商品開発や流通、栄養学など様々な面からキムチの可能性を研究し、同年11月に「各務原キムチ」が誕生しました。
春川市との交流が縁となったことから、「にんじん」と「松の実」を入れることを条件としました。「にんじん」は各務原市の特産で、「松の実」は春川市の特産であること、キムチによくあう食材であること、日本ではほとんど見られないことなどがその理由です。
第3回 B-1グランプリ ブロンズグランプリ獲得
全国のご当地グルメが集結するB-1グランプリ。2008年に開催された「第3回B-1グランプリ」に各務原キムチ鍋で参戦し、見事ブロンズグランプリを獲得!
その後も参戦を重ね、2011年からは「各務原キムチ鍋奉行所」に団体名を改め、鍋奉行が目を光らせながら作る旨みたっぷりのキムチ鍋で参戦しました。
誕生のストーリーがNHKドラマに
各務原キムチの誕生ストーリーが、貫地谷しほり・ユナク出演の「恋するキムチ」としてドラマ化されました。ドラマは2011年5月にNHK総合にて全国放送され、日本全国に各務原キムチの名を広めました。
キムチの都市を全国へ発信!
開発から10年以上を迎え、東海地区はもとより全国的にも知名度が向上し、確実に「各務原キムチファン」も増えています。市民の間にも「わが町の特産品」「市民の味」としてしっかりと浸透しました。
これからも、全国各地のイベント出展などによる各務原キムチのPR活動を通じて、地域の活性化を目指し日々奮闘していきます!